どうも。shin(@nani-jan_shin)です。
ミニマリストやヴィーガン、ベジタリアンについて学んでいるとポツポツ出てきた地球環境に関する話題。

自分も何かできないかな?でも何をしたらいいんだろ?
そのように悩んでいた頃、仕事でビジネスコーチングを受けていた時に出てきたSDGs(エスディージーズ)というワードを思い出しました。
地球環境について考えるのはもちろん、今後仕事をしていく上でも役立ちそうな内容だと思い、SDGsに関する初心者向けの3冊を読んでみましたのでシェアしたいと思います。
※この記事は専門的な知識を持っていない筆者が書いたものとなります。情報が正しいかどうかはその他媒体と照合しながらお調べください。
1冊目「いちばんやさしいSDGs入門」
1冊目に選んだのはこちらの入門本「いちばんやさしいSDGs入門」です。
書店で並んでいる本を見た時、タイトルに「いちばんやさしい」と平仮名で書いていたので購入しました。
こちらの本では地方のスーパーにおいてSDGsをどう取り入れていくかを題材としたマンガを挟みながら学ぶことができます。
・文字だけではなく、マンガがあるので読みやすい
・内容はSDGsについて半分、ESG投資について半分
・後半のESG投資についてはわかりにくかった
・ビジネス用語特有の横文字や略語が多くてやや難しい
まず、「いちばんやさしい」のかという点ですが、僕は1冊目にこちらを読んで挫折しかけました。
そもそものビジネス用語の知識がある人はスムーズに読めるのかと思いますが、ビジネス用語特有の横文字や略語が頻出します。
単語を調べながら読んでいたので時間がかかりましたね。
ただ、SDGsの全体的な概要についてはこちらの一冊で大まかに把握することはできました。
一番苦戦したのは、本書の後半に出てくるESG投資というワード。
SDGsについてわかっていない状態でESG投資の話が出てきたので途中から混乱。
SDGs初心者には難しい一冊かもしれません。
2冊目「マンガでわかるSDGs」
続いて、1冊目と同じようなマンガ形式の本「マンガでわかるSDGs」を読みました。
こちらも同じく初心者向けの内容となります。
こちらは静岡のお茶メーカーがSDGsをビジネスに取り入れる過程を元に学ぶことができます。
題材が企業の取り組みなので、自分に置き換えてイメージしやすいですね。
・1冊目よりもSDGsを中心に学ぶことができる
・SDGsを用いた企業のビジョンの組み立て方を学べる
・イラストによる説明が多いのでわかりやすい
・具体的なアクションを示してくれる
こちらの本は難しい言葉が少なく、マンガでの説明の流れもわかりやすいので1冊目に読むのにおすすめですね。
1冊目と同じく、SDGsの大枠について学ぶことができます。
SDGsってそもそも何?という話から説明があるので、初めて手に取る方にも安心ですね。
また、ビジネスにおいてSDGsをどのように活用していくかについても具体的に書かれています。
個人ではなく、会社としてどのようなアクションをしていくのか。
それをマンガに出てくる静岡のお茶メーカーの行動から置き換えて考えられる内容となっています。
3冊目「SDGs見るだけノート」
3冊目に選んだのは「SDGs見るだけノート」です。
笹谷秀光氏監修のこちらの本は前の2つのようなマンガ形式ではありませんが、各説明ごとにイラストが用意されているので頭に入りやすいです。
・SDGs全体の流れについて学べる
・17の目標についてのやや詳しい説明がある
・SDGsに関連する細かいワードを紹介している
・国内外の他社事例もあり
内容にボリュームがあるので、1冊目に読むのは少し難しいかもしれません。
その分、詳しく書かれているので、少しSDGsについて学んだ後に復習とステップアップのために読むのがおすすめです。
僕は3冊目に読んだことでより理解が深まりました。
本書にはイラストが随所に書かれているので、パッと見てイメージで頭に入ってきやすいのは嬉しいポイントでした。
17の目標についてもやや詳しく書かれているので、興味のある分野や自分が取り組める分野を探すときにも役立ちますね。
特にどのようにビジネスに落とし込めばいいか、様々なアプローチで書かれているので自分に合った行動を考えやすい内容となっています。
自分の会社でもビジョンを再構築して、なんとなくの経営から脱却することができそうです。
こちらの1冊は手元に置いて、SDGsについて振り返る時の教科書にしたいと思います。
3冊を通して学べたSDGsのこと
上記、3冊を通してSDGsについて何も知らなかった状態から比べると、かなり知識がつきました。
以下に重要だと思ったポイントをまとめてみます。
・SDGsはSustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略称
・2016年〜2030年に達成を目指す、17の目標と169のターゲットがある
・誰1人残さないというテーマ
・現状の問題解決/未来への持続性
・SDGsを学ぶことで世界の現状と未来が分かる
・ビジネスにおけるビジョンを再構築する手段
・SDGsの目標から逆算することで自分や会社に何ができるか分かる
・企業として実践することでESG投資家の目に留まる
SDGs(持続可能な開発目標)17の目標と169のターゲット
世界の現状の問題を解決し、それを未来まで持続させる。
そのための手段としてSDGsでは17の目標と169のターゲット(と232の指標)が掲げられています。
以下は17の目標となります。
目標1: 貧困をなくそう
目標2: 飢餓をゼロに
目標3: すべての人に健康と福祉を
目標4: 質の高い教育をみんなに
目標5: ジェンダー平等を実現しよう
目標6: 安全な水とトイレをみんなに
目標7: エネルギーをみんなに そしてクリーンに
目標8: 働きがいも経済成長も
目標9: 産業と技術革新の基盤をつくろう
目標10: 人や国の不平等をなくそう
目標11: 住み続けられるまちづくりを
目標12: つくる責任つかう責任
目標13: 気候変動に具体的な対策を
目標14: 海の豊かさを守ろう
目標15: 陸の豊かさも守ろう
目標16: 平和と公正をすべての人に
目標17: パートナーシップで目標を達成しよう
以下の外務省のサイトにわかりやすい図が載っているので、参考にしていただければと思います。
冒頭で話していたように、自分に何ができるのかという問いに対する答えとしては、上記の目標を元に逆算することで自分にできることが見つかるはずです。
目標3: すべての人に健康と福祉を
→ NPOやNGO等の寄付活動に協力することで、途上国にワクチンを届ける手助けをする
目標11: 住み続けられるまちづくりを
→ 毎朝、ゴミ拾いをすることで住んでいる街に外部の人からプラスの印象を持ってもらう
「途上国に蛇口から飲料水が出るようにする。」
そんなことは個人では難しいので、まずは簡単なことから取り組むことが大切だと学ぶ中で思えました。
SDGsはビジネスに活用できる
先程の17の目標から逆算して、会社の方向性を再考するきっかけにできます。
SDGsは2030年までに達成するべき目標として掲げているので、長期計画としてビジョンを再構築するのも良いですね。
とはいえ、何をしたらいいかわからない・・・
そんなときにはSDGsコンパスという5つのステップで考えるやり方があります。
STEP1:SDGsを理解する
STEP2:優先課題を決定する
STEP3:目標を設定する
STEP4:経営へ統合する
STEP5:報告とコミュニケーションを行う
上記のような行動しやすくなる方法も用意されているので、ぜひ参考にしてみてください。
ESG投資
SDGsについての大枠は理解できましたが、ESG投資について理解することができませんでした。
近年、ESG(環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance))の視点を積極的に取り組んでいる企業に投資するという投資家の考えがあるようです。
つまり、その企業に持続性があるか判断する材料としてSDGsのような活動を実践しているかを見られる時代のようです。
投資という意味ではクラウドファンディングのような資金調達の場でも、取り組みが評価されるのではないでしょうか。
ビジネスをする上で、SDGsは必須の取り組みとなりそうですね。
まとめ
今の時代、そしてこれからの時代に必要なことについてたくさん学ぶ機会となりました。
小さなことでもまずは始めてみて、そして別の誰かに行動を伝える。
恥ずかしがらずに個人としても会社としても動き出してみます。