どうも。shin(@nani-jan_shin)です。
2018年10月からミニマリストについて学び始めて、一旦落ち着きました。
モノの次は食について考えてみよう。
そう思って、足を踏み入れたのがヴィーガン/ベジタリアンの世界です。
初めはYouTubeからざっくりと学びましたが、しっかり学ぶために選んだ3冊を今回ご紹介すると共に僕の考えを残します。
学ぶ前のヴィーガン/ベジタリアンのイメージ
まず、本やYouTubeから学ぶ前に思っていたイメージがこちらです。
・野菜だけを食べる人
・動物愛護団体に所属
・急に動物殺処分の動画や画像を投稿する
誤解を恐れずに言うと、考えに偏りがある方たちで動物愛護という視点に重きを置いて、かなり強めに宣伝活動をしているというイメージでした。
特に急に残酷な映像が流れてきて、見てしまった日には脳裏に数日間残りますね。
こちらの記事ではそのような動画のリンクや画像は一切出さないのでご安心ください。
しかし、以下の本から学ぶ中で、少なからず上記に当てはまる部分もありますが、もっと広くやさしい心で世界を捉えていると知ることになりました。
1冊目「わたしが肉食をやめた理由」
ジョン・ティルストン氏の肉食から菜食に至った経験を綴った一冊「わたしが肉食をやめた理由」。
かなりフラットな視点で書かれており、菜食のデメリットについても意見があるところが好印象でした。
こちらを一冊目に読んだのは正解でしたね。
要点はこのような感じです。
・菜食は環境/健康/倫理の面にメリットがある
・工場式農場による、家畜への酷い扱い
・家畜飼育に付随する環境汚染
・家畜の餌に使う穀物をヒトに回すと飢餓を減らせる
・現代人のファーストフードや過食を解消する
・完全菜食は栄養の勉強をしないと危険
・動物の権利(感情)を尊重する
ヴィーガンやベジタリアン思考は健康意識の向上や動物愛護の観点を注目していると思っていましたが、実は環境にも非常に優しい考えという発見がありました。
食肉、つまり家畜の飼育は大量の穀物、その穀物を生産するための水や土地が必要になるので資源を大量に消費することに繋がります。
「水→穀物→肉→ヒト」の流れから「水→穀物→ヒト」にすることで、飢餓に苦しむ人々を救うことができるという点も納得できますね。
普段何気なく食べている肉も、その動物だけでなく他にも色々な犠牲を払った上で食べられているというのは、今後も頭に残しておきたい考えです。
ただし、菜食は栄養に偏りが出るので特に「ビタミンB12、ビタミンD、鉄、亜鉛、銅、カルシウム」の摂取に気をつけなければいけません。
それぞれがどこから摂れるのか調べるのが今後の課題です。
2冊目「完全菜食があなたと地球を救う ヴィーガン Vegan」
二冊目は日本ベジタリアン協会代表の垣本充さんと日本ベジタリアン学会理事の大谷ゆみこさんによる一冊「完全菜食があなたと地球を救う ヴィーガン Vegan」
入門編ということで、そもそもベジタリアンとは何なのか学ぶきっかけになると思い、こちらの本を購入しました。
・健康だけでなく、地球にも優しい
・ベジタリアンの語源はベジトゥス「vegetus」から(諸説あり)
・完全菜食だけがベジタリアンではない
・菜食は生活習慣病を予防できる
・肉(特に加工肉)は発癌の可能性あり
・中性の雑穀が良い
・家畜は環境を犠牲にしている
1冊目に紹介した本と同じく、菜食は「健康」と「環境」にもやさしいと書かれていました。
また、ベジタリアンの語源は野菜を意味するベジタブルからきていると思っていましたが、
実は「心身ともに健康で生き生きしている」というラテン語のベジトゥスからきているというのは新たな発見。
そしてやはりこちらにも肉食(特に加工肉)による、発癌の危険性について書かれていましたね。
どうやら肉を加工する過程で発がん性物質がでてくるようです。
とはいえ、ファーストフードは正直美味しいですよね。
本書を読み終わった今でも食べますが、このような背景を知っていると回数を減らそうかなという意識になりました。
最近は大豆ミートを使用したヴィーガンバーガーなどが出てきているので、そのような商品を今後試してみたいと思います。
最後に気になった点を。
こちらの本の著者の1人、大谷ゆみこさんは未来食つぶつぶの創始者です。
そのためか、雑穀をかなり推していて約半分ほど宣伝色・広告色の強い内容になっているので、途中から素直な気持ちで読めなくなったのは本音です。
3冊目「菜食で平和を!veggy &peace」
3冊目は他の本で気になっていた著者 船瀬俊介氏が書いていたので選んだ一冊「菜食で平和を!veggy &peace」
326ページと結構ボリュームのある1冊ですが、かなり直接的な内容も書かれていて知識が深まりました。
・肉食=悪
・ヒトの体の構造が菜食向き
・著名人や偉人にベジタリアンが多い
・少しずつ菜食の割合を増やせば良い
・ベジタリアンにも段階がある
・菜食×少食×筋トレ=万病を治す
・肉食は酸性に偏り、攻撃的になる
・”腐”という字は臓器の中に肉がある
・家畜は飢餓の原因
・肉食には闇の勢力(巨大企業)がいる!?
まず初めにこちらの本は1冊を通して、かなり痛烈に肉食を批判しています。
なので、初めてこの本を手に取ると今までの人生を否定されるような気分になる方もいるかもしれませんのでご注意を。
2、3冊目以降に読む方が、落ち着いて読むことができるのではないかと思います。
さて、批判があると言いましたが、それを裏付ける科学的根拠を元に菜食の利点を詳しく説明していただけます。
特に人体の構造(歯並び・腸の長さ・唾液のpHなど)が菜食向きというのはとても納得できる視点でした。
また、ベジタリアンには段階・種類があるようです。
・魚は食べる、セミベジタリアン
・乳製品は食べる、ラクトベジタリアン
・卵は食べる、オボベジタリアン
・完全菜食、ヴィーガンベジタリアン
少しずつ自分ができる範囲から始めるのが良さそうですね。
最後に、こちらの本には陰謀論?のような内容がたくさん書かれています。
とある事件の裏には巨大な企業の影がある・・・とかです。
学んだ後の現在のヴィーガン/ベジタリアンのイメージ
今回、3冊の本から学んだ後のイメージがこちら。
・健康/倫理/環境の面でメリットがある
・生活習慣病を改善できる
・家畜の飼育による環境被害を認識する
・世界が抱える飢餓の問題解決の手助けになりえる
・できるところから菜食へ切り替える
・栄養に偏りが出やすいので知識が必要
健康と動物愛護の観点だけだと思っていましたが、家畜の飼育による環境汚染の問題があるのは新たな発見でした。
野菜しか食べないわけではなく、段階や種類もあるみたいなので、できるところから実践するのが良さそうですね。
これだけメリットを感じる菜食ですが、逆に肉食が本当にいけないことなのか、肉食側の視点を学ぶ必要性も同時に感じました。
我が家で取り組み始めたこと
色々と学んだ上で我が家で取り組んでいるのがこちら。
・パック肉、加工肉を極力買わない
・大豆を積極的に摂取する
・牛乳を豆乳またはアーモンドミルクへ
・夕食の野菜の割合を増やす
これらは基本的に家での食事に関してです。
外食時や知り合いとの食事の際は今のところ気にせずに食事をしています。
栄養面での偏りが気になるところなので、この点は今後も勉強してみたいと思っています。
菜食のメリットをたくさん学びましたが、ヴィーガンをいきなり目指そうとは思いません。
現状、革製品は使いますし、お寿司も大好きです。
革製品に関しては、新たに購入しようと思ったときに本当に革じゃないとダメ?と考えるようにはなりましたね。
「すべてを鵜呑みにするのではなく、良いと思ったことをつまみ食いする。」
今回の菜食に限らず、他のことにおいてもこの考えは頭の片隅にいれておきたいですね。